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CANDY DROPS

責任の所在

最近、それについて考えることが沢山。
ウチの会社の中もそうだけど、住宅業界全体が責任を押し付けあっている。
ゆえに、責任の所在が曖昧なのだけど…それって…?




単なる言い訳じゃん、そう思う。



私自身、ひとつの書類にミスを重ねてしまって、叱られ続けて書き直し続けてということがあった。
それを直すのは私の責任だから仕方ない。

その文書自体を直すのを、「連絡から一時間でやれ!」と言われた。
出かける矢先だったので、
「データは送ってあるのだから、そちらで直していただけませんか?」
と言うと、
「できない」
と即答。

「出来ない」じゃなくて、「やりたくない」だけだろ。
提出前にチェックをしなかったから貴方は怒られたのでしょ。

結局、お客さんところへ行く予定をキャンセルしてやりなおした。

これは私のミスなので、仕方ない。
ツケは何処かで私が払わなきゃなんないから。

しかし「データ出せ。」から始まり、
ミスしたら「怒られたじゃねーかこのやろう!」と怒鳴る。

自分が必要なデータだから出させたんでしょう?
自分が作るの面倒だから投げたんでしょう?
チェックをせずにお客さんに出したのは自分でしょう?
それで怒られたら「お前の所為だ」って怒る訳?


私はそれがイヤだから、全部抱え込んじゃっていっぱいいっぱいになる。
任せることで、言い訳する逃げ道を自分に与えるのがすごくイヤ。
チェックをするという作業は、自分でやる以上に時間がかかるしね。
でも、そうしたら誰かの所為にする逃げ道がなくなるから、その分私は楽なんだけど。



誰かの所為にして逃げるのも、
誰かの所為にして言い訳するのも、見苦しくて嫌いだ。



お客さんにも、それは言いたい。
私は内装材メーカーの人間であって、建築の図面を描く人でも積算のプロでもない。
壁紙をはるプロでもない。
なのに、使用量の見積もりを依頼されても、正確な見積もりなんて出せるわけもない。

例えるなら料理屋の板さんが
「ふろふき大根を20人前作るから材料を見積もって皮を剥いて用意しておいて」
と、八百屋さんにそれだけ言って
八百屋さんが「1人前何グラム?どれだけ用意しておいたらいい?余分を見て20本?」
と材料を売らずに用意しておいたら、
板さん「正式発注は5本ね!」
八百屋さん「ちょっとまって!残りの15本、この状態では在庫に戻せないんですけどー!」
ってことになったみたいな。

結局、板さんからの依頼を受けた八百屋さんはサービスで皮を剥いた残りの15本の材料費と人件費分赤字でしょ?
足りなかったら足りなかったで、今度は八百屋さんが怒鳴られる。
それも可笑しい話だよね。

壁紙に関しても同じだと思う。
八百屋さん(=壁紙メーカー)は、板さん(=使う人)が正確な数量を出すことを要求しないといけないのだ。
「他のメーカーがやっている」からという理由で、責任の所在を曖昧にするあまり、首をしめるようなことをやっていていいはずがない。

私は自分の責任は自分でとる。
けど、他人の責任を押し付けられるのはまっぴらだ。

自分の仕事はキッチリやれ。
間違えたら言い訳すんな。
誹謗中傷は受けろ。責任は自分でとれ。

コレが私の仕事に対するスタンスです。
by yuzu-candy | 2006-04-23 12:30 | 物思ひ
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CANDYのようにカラフルな柚姫の日常記録♪

by yuzu-candy
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